JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

繋がる機会、広がる世界 Round Square と3ヶ月留学

今年度、工学院の生徒たちは、諸外国の生徒たちと毎週オンライン会議を開催しています。5月は参加する学校の数も増えました。本日は会議に参加する生徒の感想を公開します。

 

f:id:kgi-nakagawa:20200518190308j:plain

新型コロナウイルスが突発して、あらゆる交通機関が制限されているなか、海を跨いでインドに住んでいる同世代の方達とのzoomミーティングは、新たな発見や、改めて実感できることがたくさんあって、濃い時間を過ごせていると感じます。 文化や普段の生活スタイルを共有している間、感染予防のための自粛の話題になりました。そこで、インドの方たちが友達に会えなくて寂しい思いをしているいることや、普段通りの生活に戻ることを待ち遠しく思っていると仰っていました。私は文化や環境、住んでいる場所が全く違う日本人とインド人の間にも必ず共通点があり、思っていることや感じていることは一緒であると気づくことができました。 また、宗教や価値観の違いは、歴史や生まれた場所の違いであるだけで、本当は皆平等で壁などないということも実感しました。

f:id:kgi-nakagawa:20200518190144j:plain
休校中でいつもより活発に動けないことが多いけど、毎週インドの方々と交流ができて、ものすごく有意義にこの期間を過ごせているように感じます。また、インドと日本の違いだったり似ている文化だったりをお互いに質問をしながら見つけていけることがとても楽しいです。まだ実際に会ったことはないけれど、また世界に友達が増えた気がします。いつか実際に皆に会って、もっと深くたくさんのことを一緒に話してみたいです。

f:id:kgi-nakagawa:20200518190129j:plain 

海を越えた学生たちとのミーティングに僕は参加しました。インドにある学校の生徒さんとのミーティングで、参加者たちは各々の持っている伝統的な衣装を紹介してくれました。僕がその中で一番驚いたのは、インド人の女性がおでこにつけている赤い点、「ビンディ」が最近ではシール状になっていて、画面の向こう側で「これ、シールなの~」と言われながら外されたことです。インドでは最近、ビンディがファッションとなりつつあるそうで伝統的な赤い円状のものだけでなくキラキラしているしずくの形のものもあるそうです。インドの学生さんたちが様々な紹介をしてくれている中、僕ら工学院からは本校の制服、浴衣、あと着物を紹介しました。僕はちょうど家に七五三のときに着た着物があったので実物を見せながら説明をしました。みなさんの反応がよく、見せることができてよかったなと思っています。

f:id:kgi-nakagawa:20200518190205j:plain

三か月留学を終えてもなお、現地で携わった方々と交流ができるのはあまり予想していなかったので少し驚きつつもそれを上回る達成感があります。ほんとうに留学を終えたんだなと実感させられたり、カメラ越しに移る雰囲気や背景が当時の記憶を鮮明に想起させてくれます。公式に関係が続いてる事実は、来年度に留学という大きな挑戦を決断する際に力強い後押しになる要因になるのはもちろん、この関係を使って国を超えたプロジェクトを行うことも可能なのだと考えると世界は広くてバラバラに見えるけど、本当はなにか見えないもので包まれてるような、脆いけどちゃんと一つにまとまっているように感じました。色々と大変な時期で世界バラバラになっているように見えますが、海外の人たちと最新技術を駆使して直接繋がる機会が増えてるのは自分だけではないと思います。このような関係が継続できたり発展して関係が増えたりしたらいいなと思います。

f:id:kgi-nakagawa:20200518190053j:plain

最後の感想は、オーストラリア3か月留学から帰国した生徒です。留学後も関係が続き、現地とプロジェクトを実施しています。他にも、哲学のセッション、映像制作など様々な活動が生徒主体で繰り広げられています。オンラインでの繋がりと学びは広がるばかりです。