本格的なオンライン学習も2週目に入り、安定した面や課題が色々と出てきました。
大切なのは、「トライ&エラー」のマインドでやっていくこと。コロナの対応しかり、やってみてどうしていくかがカギになると思います。
高3インターの数学です。
多くの授業はEdmodoを使って授業内容、指示、課題の配信、小テストの実施を行っています。
実際の授業。数学のソフトを使いながら、ポイントと過程を提示することができます。Zoomの画面共有を行っているため、生徒たちの様子を見ながら・対話しながらの授業が可能です。
動画配信では共感的・協働的に行うことが難しいため、学習者中心の授業展開となると基本のやり方になります。
(Cambride University Press ”Uncover”)
英語の授業の1コマです。共有でデジタル教材の動画を見ながら問題に移行したり、生徒同士の会話につなげたりすることができます。
Cambrideの教材はLMS(Learning Management System)があり、生徒たちは関連した学習をオンラインで行うことができます。その進捗を確認することができ、課題の正答率の把握も可能です。
ここからは生徒にスポットを当てたいと思います。
これまでのブログでも紹介してきましたが、本校は「学習者中心」を掲げ、生徒同士の対話であるPIL(Peer Instruction Lecture)やプロジェクト型学習であるPBL(Project Based Learning)を行っております。
オンライン授業でもそれらの学習は行われており、むしろよりActiveになっています。
こちらは高3の英語の授業です。
Zoomの機能である「ブレイクアウトルーム(参加者をグループごとの部屋に分け、話し合いをすることができる)」を使い、お題に関して話し合いを行うことはZoomを使う上でよく見る光景です。
様々な授業で行うことで、生徒たちは教師が教えずともOfficeソフトを共有したり、Zoomの「ホワイトボード」を活用して話し合いを行っています!
「話し合い」という場面で必要な役割を自分たちで考え、「目的」に向けた行動ができることは点数を取ることとは異なった、この先の社会でも必ず役立つ力になります。
生徒たちの成長はここでも感じられます!
高1の英語。使用教材はCambride ”Unlock”
入学してからまだクラスメイトとオンライン上でしか顔を合わせていない新入生も、「外国の観光客向けに東京のポスターを作ろう!」というお題に対し、PowerPointを使いながらICTを学び、ブレイクアウトルームでクラスメイトにそれをプレゼンするということをやっています!
よくよく考えれば、All Englishの授業を受け、かつ自分自身の作品を英語でプレゼンするということはものすごいことだと思います。まだ入学して1か月です!
(Google Mapsより)
それぞれのブレイクアウトルームでのベストプレゼンターを決め、最後に代表がクラス内で発表する。
全員が同時に表現する機会を作り、さらにその中で選ばれたプレゼンを確認することによってギャップを考えることができる。
リアル空間でも可能ですが、オンラインによってより効率的に、かつそれぞれの画面に大きく出ることで伝えやすさの工夫も求められます。
このPBLは将来遠く離れた国の相手にプレゼンをするときに生きてくる経験です。
最後はおなじみの「オンライン日誌」です。その日の出来事を客観的に振り返ることはもちろん、生徒の側に立って共感的な発信をすることができるようになります。
石坂先生は中学1年生に「英語を英語で学ぶことの意味」を共感的にかつ前向きに語りかけています。生徒のコメント「See you!」がいいですね!!
オンラインだからこそできることはたくさんあります。しかしその中では共感的なアプローチが必要不可欠になります。ふとオンライン学習が終わった自分を見ると、部屋の中に1人だということに寂しさを感じることもあると思います。
こんな時だからこそ、「コミュニケーション」の重要さが分かるのかもしれません。
中学3年生の日誌にも素晴らしいコメントがたくさんありました。次回はそちらも紹介させていただきます!
生徒の皆さんはオンラインの疲れが出てきていると思います。継続して行っている保健室からのアンケートでも、心と体のバランスの大切さを伺うことができます。
皆さん一人ひとりをしっかりと見て、先生方も授業を組み立てていきたいと思います!
コロナの状況はまだまだ不透明ですが、今この時を後で思い返したときに、「あのとき頑張ってよかった」と思えるような学びができるよう、自分とたくさん話をし、ぜひそれを多くの人にシェアしてください。