昨日１時間目、高等学校2年生はグローバルプロジェクトのキックオフイベントを開催いたしました。元国連大使 吉川元偉先生にご登壇いただき、日本の置かれた位置、SDGsについて外交官として活躍されたご経験を交え、ご講演いただきました。以下、生徒たちの感想から、本日のご講演について報告いたします。
日本の地図を反対で見たときに、私は自分が今までどのように見られているかをあまり気にしたことがなかったことに気づき、ハッとしました。SDGsに関しても、世界平等につながるものとばかり思っていたので、日本は日本の課題があり、各国が協力しながらもここに努力して模索していかねばならないことを知ることができました。（高２女子）
他国から日本を客観的に見つめてみるだけで、様々な考え方の枝ができていくのだということを学びました。また同時に自分はなぜ今までこんなにちっぽけな考え方をしていたのだろうとも思い知らされました。これからは、一つの立場に依存するのではなく、客観的な立場に立って考えを深めていきたいと思います。（高２男子）
相手の立場で考えること、ひとりひとりの責任ある行動が世界を支えることを学びました。どんな小さなことでも、SDGsに貢献できることを知りました。寝転がってでもできることがあることに気づきました。（高２女子）
2015年SDGs採択に大使として参画された先生から、SDGsは各国において重点の置き方が違うと言うことを学びました。また、国際的に立派な人とは、日本人として立派な人、人として尊敬され、国際言語を活用できる人であることを知りました。そして、コロナ問題対策は国民性によって違い、世界で協力して初めて収束することも学びました。（高２男子）
Zoomというある意味講義より至近距離で先生の話を聞く貴重な機会を得れてとても嬉しかった。先生の現在のグローバルに対する考え方にこの距離で触れることにより、自分の視野がとても広がった。（高２男子）
SDGsは今の生き方を変える、皆が変わり、より良い世界を作ること、そのために柔軟性が必要なことを学びました。好奇心を持って何事にも取り組み、与えられたチャンスを逃さないとおっしゃっていたことが印象的でした。 （高２女子）
ここまでの事前学習では自分の考えるSDGsとは何か。自分の出来るアクションプランは何か。各国の知識を増やしながら生徒が主体的に事前学習を組み上げて進めております。今回のご講演に先駆けてはプロジェクトリーダーが疑問点を挙げ、質問もさせていただきました。
丁寧にご回答いただき、貴重なお話を聞くことができました。新たな発見や気づきなど多面的な角度からもSDGsを考えることの出来る時間でした。プロジェクトも更に深みが増し、学びが広がっていくと思います。
吉川先生、ありがとうございました。
