高校1年生は、探究学習の第二フェーズとして、昨年9月より探究論文の取り組みを始めました。
これは高1から高2にかけ継続的に取り組みを進め、高2の秋に仕上げるものです。
自身で興味のあるテーマを選び、リサーチクエスチョンを考え、それに対する仮説や根拠を調べていく中でまたリサーチクエスチョンを練り直し、という過程を経た各生徒が、調べ学習の成果を発表する場として、2/27(土)に本校を会場として、リサーチフェスティバルを開催しました。
各教室に生徒が分かれ、ポスターセッション形式で、自身の探究論文についてこれまで調べた内容と今後の計画を発表しました。
発表生徒を前後半に分けたため、各生徒の発表にほかの生徒が観覧にまわり、教員も含めて個々が対話をするという場となりました。
生徒の振り返りから、いくつかコメントを紹介します。
「ほかの生徒の発表を聞くことができ、学びが大きかった」
「ほかの生徒や先生方との対話を通じて、自身の向かうべき先が明確になった」
「(自分の発表に対する)質問に答えることで、気づかなかった視点に気付いた」
「自分の調べてきた内容が不十分なことがわかったので、これから頑張っていきたい」
本校における探究学習の取り組みは、一人ひとりテーマも観点も異なり、生徒個々が取り組むものです。それ故、途中の過程で他者からのフィードバックが得づらいものでもあります。
今後探究を深めていく前にこのような他者との対話の場があったことは、生徒によって何よりの学びの場となったのではないでしょうか。