本日より教員⇔生徒のオンラインによるコミュニケーションを開始しました!
このような状況になり、オンラインが社会の中でもたくさん見受けられます。本校はこれまでのICT教育に加え、工学院の21世紀型教育を掛け合わせ、不測の事態にも自ら考え対応していく力を目標に、生徒だけでなく教員も頑張っていきます。
全員がオンラインという状況は、誰も経験したことのないものです。まずはその状況にしっかりと慣れ、コミュニケーションできることから始めています。
朝のオンラインHRの風景(画像は処理をしています)。
3月にこのような状況が予測され、教員のワークショップにてオンライン学習をどうしていくか議論をしました。何よりもHRを行うことが、学習を左右する最大のポイントです。様々な懸念もありましたが、別のプラットフォームからビデオ通話を行い、暗号化などセキュリティー面も教員研修で確認しました。
やっぱり、顔が見える・話すことができるのは嬉しい!と生徒だけでなく教員も感じています。
帰りのHRでどんなことを伝えようか、終わってすぐ考えている教員もたくさんいました。どんなにシュミレーションを重ねていても、実際に目の前にすると、大きな心理的効果が生まれます。
朝のHRと帰りのHRのあいだは学年に応じて学習をしたり、面談をしたりしています。
新入生はグループごとに面談を行ったり、オンラインを多用に使い分け、「コミュニケーションをまずすること」を目的に行っています。そのツールはビデオ通話だけでなく、教育用SNSも活用しながら行っています。
在校生にとっては、これまでの経験からオンラインの確立はスムーズに行うことができます。そのアドバンテージを使い、学習面での遅れを不安としないよう、オンラインの確立と共に「学習について」が学年よりオンラインで配信されています。
特に高校3年生は3月から様々な取り組みをスタートし、当初は参加率も得点率も低かったオンラインテストは、数日のうちにほぼ全員が受け、平均もどんどん上がっています。この状況になったことで、逆に自分を客観的に見ることができているのかもしれません。
生徒も教員も全員がオンラインの環境が整っているわけではありません。その状況を考え、それぞれがまずは自分を客観的に見、そのうえで全体へと視野を広げていくことが何よりも大切だということが、教員全体の共通認識です。
この期間はやることを自身で判断し、教員はそのサポートに徹します。オンラインへの慣れと課題の難易度のバランスを重視しながら、まずは「課題→実践→評価→振り返り」のサイクルを中心に行い、徐々に応用や双方向へ移行していきます。
生徒の皆さんは、このような状況になって初めて「何をしたらいいのかわからない」という思いにぶつかる人も多いと思います。時間割や課題といった受け身から、先生方の問いかけやサポートをもとに「主体的に」学ぶことができるよう、様々な対話を行ってください。先生方も日々たくさん会議や対話を行い、より良い学びができるようサポートしていきます。ぜひこの状況を皆さんで考えていきましょう!