本日から中学3年生の東北プロジェクトツアーがスタートしました。
本来、この宿泊行事は中学2年生の11月に行うものですが、新型コロナウイルス感染症拡大のため、2022年4月への延期を余儀なくされ、いよいよ行けるかと思っていたところ、今度は3月に東北で発生した地震の影響により再延期を余儀なくされました。
そして、本日ようやくツアーを実施することができました。
ツアーの最終確認をして、いざ出発です。
さて、初日の本日は午後からまずは岩手県入りしてそこからバスで宮城県方面に移動していきました。
天気が心配でしたが、本日はとても良い天気に恵まれました。
本日は気仙沼にある伝承館や南三陸を訪問し、夕食後に佐藤誠悦さんの講話を聴きました。
佐藤さんには伝承館からホテルに着くまでのバスにもご乗車いただき、バス車内で震災当日の様子についてお話ししてくださいました。
夕食後の佐藤誠悦さんの講話にて
この学年の生徒たちは東日本大震災のときにはまだ3歳でした。
東北地方だけに止まらない大きな地震があったと頭では理解できていても、なかなかイメージが浮かび切らないのが実際のところだと思いますが、震災遺構を自分の目で見て、佐藤さんのお話も聴いて、生徒たちは多くのことを学んだようです。
震災遺構の見学では、１時間のガイド付きの案内がありましたが、どの生徒も「１時間とは思えなかった。」「あっという間だった。」という感想を述べていました。
それだけ生徒たちにとって大きな衝撃が与えられた時間だったのだと思います。
ツアー初日の本日は、メモを取る姿、写真／動画を撮る姿、説明を録音している姿など、実にさまざまな姿が見られました。各々がそれぞれの場所で見聞きしたことをきちんと受け止め、そして、後々の活動に繋がるように工夫していました。
途中、NHK仙台局の方が佐藤誠悦さんの活動と本校のツアーに関する取材を行い、本校生徒たちがインタビューを受けました。
小泉海岸にて
穏やかな自然な景色が、時には人々に恐ろしいものをもたらすこともあることを学びました。
明日は、グループに分かれて各地でフィールドワークに臨みます。
