いよいよ最終日を迎えました。
本日は、震災遺構である大川小学校を見た後に松島の観光を行い、17時前に東京駅に到着して解散しました。
大川小学校を訪れた生徒たちは、その存在感はもちろんのこと、語り部さんの話にもただただ圧倒されているようでした。
これまでの震災遺構でもそうでしたが、教員たちも語り部さんのお話と女川小学校の姿に衝撃を受けました。
震災当時3歳くらいであった生徒たちでも、東日本大震災がいかに大きな地震であったのか、そして、津波被害の大きさがどれほどのものであったのか、感じることができたのではないかと思います。
学校で作った千羽鶴とともに献花を行ってから、周辺を見ながら語り部さんの話に耳を傾けました。
今回のツアーでは、東日本大震災に関する内容を中心に学び、さらにプロジェクト型の活動を通して、生徒の視野を広げる試みを行いました。
宿泊行事では、「楽しむこと」だけではなく、「学ぶこと」も大切であると昨日の記事に載せました。
最後の松島の観光では、「楽しむ」要素として松島の観光を行いました。
各々楽しそうに話をしながら各地を巡る姿が印象的でした。
宮城県の素敵な観光名所を満喫していました。
生徒たちはこのツアーを通して、
①人生の中で経験しないほどの大地震が起きたこと
②こうした地震はいつまた日本で起きるのかわからないということ
③大地震に遭遇しても、負けずに希望を持って前に進み続ける方々がいらっしゃること
④命を大切にすること(自分たちで考えて自分たちの命を守る試みをすること)
などについて学ぶことができたのではないかと思います。
特に③に関しては、さまざまな場所を訪れるなかで感じることができたのではないかと思います。
これは実際に東北に赴き、現地の方々のお話を伺わないと感じられないことだと思います。
このツアーで感じたことをぜひ将来に生かしてほしいと思います。
本校の宿泊行事は「行って終わりのもの」ではありません。
まだまだこれからさまざまな試みが行われる予定です。
今後の活動にもぜひご注目ください。