JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

Minecraftオンラインワークショップを開催

8月22日に開催されたクラスジャパン小中学園の夏祭りイベントで、「Minecraftオンラインワークショップ」に講師として高校2年生の星野圭祐君と講師サポートとして中学3年生の大江華蓮さんが参加しました。

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新型コロナ感染症対策のため、自粛期間にクラスジャパン小中学園の先生から「小学生向きにマインクラフトの講習会をしてもらえないか」との相談がありました。
これは、生徒が講師をやったらとても良い経験になるのではないかと思い、一貫生で中学生のころからマインクラフトの活動を盛り上げてくれている高校2年生の星野圭祐君に相談しました。
今後マインクラフトで活動をどのような活動をするのかを休校前に話した時に「マイクラでプログラミングを教えたい」と話していました。きっと進んで「やります!!」といってくれるかなと思っていたのですが、「会場に集まってできないですよね…」という返事が…

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星野君とイベントを一緒にいくつかやってきましたが、同じ場所でコミュニケーションをとりながら伝えるという楽しさを知っている彼には、今後の新型コロナ感染症の対応がどのようになっていくか予想できない状況と、もしかするとオンラインで実施することになる状況では星野君のモチベーションを上げるのは難しいかなと思いました。

しかし、この自粛期間の時間も有意義につかってほしかったので「オンラインでもオフラインでもどちらでもできるように準備しておいたら今後も活用できるのでは?」と提案し準備をスタートさせました。
星野君とは学校で会うことができなかったのでzoomやEdmodoを使い打ち合わせを進めました。また、クラスジャパン小中学園の先生ともオンラインで打ち合わせを重ねていきました。その先生もマイクラを使っての初めての挑戦であったので、具体的なイメージを伝えるためにもオンラインでの打ち合わせは効率的でした。

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本校で活動に使用しているマインクラフトは「Minecraft for Education」というもので、ワールドの中では「エージェント」と呼ばれる自分の分身を「MakeCode」というビジュアルプログラミングを使って動かすことで効率的にワールド内の作業を行ってくれます。
今回の講習会では、このプログラミングを使って「スプラトゥーンを再現してみよう」という内容でした。
当日まで参加者の年齢層がわからず、レベルもわからない状況でありオンラインで行うためいろいろなトラブルを想定しました。説明の仕方も工夫しトラブルの場合はどうするのか考えました。

  • ・講習会中にわからなくなった場合に備えテキストを作成しておく
  • ・ワールドはあらかじめ用意しておく
  • ・完成したMakeCodeを用意しておく
  • ・質問が出た場合はチャットしてもらいサポートの大江さんが担当する など

実際に教材を作り終えた後に実際のワークショップを想定したテストをするためマイクラメンバーにも協力してもらいました。そのテストを振り返り改善して実施に臨みました。
サポートも必要だということで中学3年生の大江さんにお願いしました。
二人は、昨年マイクロソフトで行った「E-Sports×Minecraft」イベントから一緒に活動しているのでお互いに信頼があり、星野君も大江さんに安心して任せることができたと思います。

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当日は、参加者6名(小2・3・4・6・中1が2名)となりスキルも年齢幅もあったのですが、全員がゲームを楽しめるところまで行くことができました。
参加者からも楽しかったとコメントをもらったことはもちろんうれしかったのですが、私はzoomの画面から参加者の夢中で楽しんでいる顔と星野君と大江さんの笑顔がとてもうれしかったです。これからは、オンラインでもみんなで楽しめるイベントも考える必要だなと感じました。
深く仕組みを理解しないと教えることができません。これらの機会を作ることで相手の立場に立ってどうやったら理解してもらえるのか考えることができると考えています。
星野君・大江さんは、今後このスキルアップし本校のイベントでも講習をする予定です。
その姿を見ながら後輩が育っていくことを望んでします。