JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

2020年度 Minecraft活動報告

Minecraftを使って活動をしたいというメンバーを募り始まった活動が始まって3年が経ちました。Minecraftを学校で活用するにはと思考錯誤を繰り返し、時にはイベントを行い楽しみながら活動してきました。

 コロナ禍で迎えた新年度

生徒たちと昨年度から「来年度はどんなイベントができるかな?」と楽しみにしていましたが、年度末から新型コロナウィルス拡大の影響で雲行きが怪しく・・・年度が変わっても状況は変わらず、本校でも休校を余儀なくされました。

幸いにも本校では、入学時に一人一台ICT端末を用意するという環境から、オンライン授業がすぐに始めることができ、生徒ともオンラインでの打ち合わせを行う事が可能でした。

オンライン授業にも慣れたころに生徒と打ち合わせを実施、どんなイベントをやりたいかを確認し年間のスケジュールを立てました。

内容は、「新入生募集」「マインクラフトカップエントリー」「文化祭出展」「Minecraft体験会」です。

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学校でのクリスマス学校説明会でのMinecraft体験会実施を年間の最終目標に計画を立てる予定でした。しかし、すでに年度が変わる頃はまさに学校もどのようになるのかという状態・・・なかなかみんなとの話し合いも進みませんでした。

話が進まなかったのはイベントをやりたくないというわけではなく、やはり生徒たちは対面でイベントをしたいという要望が強かったからです。オンラインではお互いに楽しめないのではないかというネガティブな発想が思い浮かんでしまうようでした。

本当は、教員もメンバーも昨年のようにマイクロソフト株式会社の会場をお借りしてイベントを実施したいと考えていましが、この状況ではマイクロソフト株式会社品川本社の会場を借りることができず・・・。

E-Sports×Minecraft

www.watch.impress.co.jp

しかしそれでも、決めたことをやろう!とMinecraftをクリスマス学校説明会の準備を始めました。

新入生のメンバー獲得に向けて 

まずは、新しいメンバーを募るために新中学1年生と高校1年生を対象に募集のためのイベントを行い、マイクラカップエントリーを目標に仲間を募集しようということになりました。

minecraftcup.com

昨年度を例に8月エントリーで考えていましたが、このイベントも新型コロナウィルス感染拡大の影響で実施がなかなか決まらず、新入生の募集イベントも決まらないまま2学期を迎えました。

オンライン環境の整備

自由に登校できない状況だったため、打ち合わせや作業がしたくてもできないので、オンラインでメンバーをつなぎ皆でMinecraftの同じワールドで作業できる環境を作りました。私も初めてのことでこの環境を作るにはとても苦労しました。この作業には皆の協力がとても重要で何度も通信テストを行ったのですが、根気強く付き合ってくれました。

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通信テストでは、Edmodoを使い実施する時間やどのようにテストを行うかをあらかじめ通知して行いました。Zoomで会話をしながらMinecraftの操作をしました。

それぞれの家庭でネットワーク環境も違う中、それぞれに考えなんとかつなげられるすべを確立しました。

今までイベントを一緒にやってきている信頼のあるメンバーだからこそ接続テストがうまくいかなくても次の指示を待ちテストを繰り返したので、皆が接続できる環境を確立することができました。

オンラインの作業には3年前に作成した本校を再現したワールドが使われ、その学校を増築していきました。あらかじめ、打ち合わせで建築ルールをしっかり決めていたのでスムーズに作業が行われ、実際には2週間ぐらいでかなりリアルな学校が着々とできあがってきました。

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作業しているMinecraftのワールドを入るたびにどんどんリアルな学校ができていることにわくわくし、私も一緒に楽しませてもらいました。

 夏休みのワークショップ

夏休みには、Minecraftワークショップを生徒が講師となって実施いたしました。

クラスジャパン小中学園の先生から夏休みに行うイベントの中でMinecraftのワークショップ実施する話を聞き、生徒に講師役を挑戦させてもらえませんかとお願いをしました。

Minecraft for Educationでプログラミングを教えたいと話していた生徒がいたのでこれはチャンスだと思い、相談したところやってみたいと返事をもらい実現しました。当初の予定では、このワークショップも対面で行う予定でしたがオンラインに変更になってしまいました。このような状況で挑戦してくれるか心配しましたが、前向きに挑戦してみると言ってくれました。

そのワークショップはマイクロソフトで行ったイベントで使ったE-SportsMinecraft IO」を作るという内容でした。限られた時間そしてなれないオンラインでどのようにすれば理解してもらえるか工夫をたくさんしました。イベントは大成功に終わり参加した人ももちろん実施した生徒にとってもとても実のある経験となりました。

この取り組みの様子をみて他のメンバーも後に続いてくれればと思います。

kogakuin-jsh.hatenablog.jp

2学期になり学校も再開されましたが、学校のイベントも例年通りに行かず、はっきりとしたスケジュールがたてにくい状況がつづきました。文化祭、体育祭とイベントが続き準備をしていた頃にマイクラカップ開催のお知らせが届きました。

文化祭 

文化祭に出展ということで企画を考えましたが、準備の時間も少ないのでオンライン中に作成した学校のワールドを使いそれぞれの教室に入ると催しがされており、仕掛け動くというものでした。文化祭では実際に来場者に操作して楽しんでもらうものにしました。


マインクラフトで夢工祭再現してみた

準備の時には文化祭で出展するMinecraftのワールドをマインクラフターのタツナミシュウイチさんに見てもらおうとオンラインで中間発表会も行いました。

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その後は、新入生募集イベントとクリスマス学校説明会企画と並行して行いました。また、それと同時に新メンバーともにマイクラカップにもエントリーもしました。

Minecraftカップ全国大会2020 

その「Minecraftカップ全国大会2020」では高校生部門で本校から2名がファイナリストに選出されました。

kogakuin-jsh.hatenablog.jp

エントリーすることが決まってから締め切りまでが1か月という状況の中での取り組みで本人たちはもっと時間が欲しかったと思います。

そんな中でもあきらめずにエントリーし、短い時間でもしっかり考えたので、このような結果が残せたのではないかと思います。

今まで、自分で創造したものを誰にでもわかるように表現することの難しさを体験できたイベントだったと思います。

クリスマス学校説明会で体験会を開催

最後に目標となっていたクリスマス学校説明会での「Minecraft体験会」は、規模は縮小されましたが、無事実施することができました。

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感染拡大が心配されていたので、各ブースでは対面にならない工夫や消毒のタイミグや注意書きなどを用意するなど参加する人に対してどのようにするべきなのかも考えてイベントを実施しました。

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詳細はこちらから

来年度は、気持ちを切り替えこの新型コロナ感染症によって変わった環境を踏まえ、新しい取り組みを進めながら楽しい活動ができたらと思いっています。

 

(ICT支援員:柳川和歌子)