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工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

生成AIに触れる 高校2年生 情報I 特別授業レポート

今日は高校2年生 情報Iの特別授業がありました。
講師は青山学院大学スタディサプリで活動し、教育系YouTuberであり、工学院大学ICTアドバイザーでもある安藤 昇 先生です。「音声チャットボットchatbot-生成AIとインフルエンサーとしての可能性-」について学ぶ特別授業を受講しました。この情報Ⅰの特別授業では、生成AIを活用して自動音声会話プログラム「チャットボット」を作成することを通じて、AIの技術的側面と、自分の影響力を広げる可能性について実践的に学ぶ内容となっています。

■安藤先生の講義の様子
安藤先生はまず、生成AI技術(特にChatGPT)を活用して音声会話チャットボットを作る手順を生徒たちに紹介。安藤先生は「高校時代は学校になかなか馴染めなかったが、今はAIを活用して自分がイキイキとできる仕事に取り組んでいる」と語り、生成AIが生徒たちにも新しい可能性を開くことを伝えました。また、「チャットボットは友達代わりにもなるから、特に孤独を感じるときには心強い存在になる」との言葉も印象的です。生徒たちは、自分の好みに応じたキャラクターを設定し、そのキャラに特定の命令を与えたり、対話させたりする体験を通じてAIの可能性を探っていきました。「ツンデレ風」や「優しいお兄さん風」といった、具体的な特徴を持つキャラクターを設定し、個性を表現する楽しさを実際に体感しました。
また、安藤先生は自身のインフルエンサーとしてのキャリアについても言及。YouTubeでの収益化の具体例を示しながら、その仕組みと可能性について解説しました。「x万人のフォロワーがいると、月にxx万円ほどの収益が得られる」といった現実的な数字を共有し、生徒たちの関心を引きました。生成AIとコンテンツ制作を通じた影響力の創出についても気付きを得る内容でした。

■生成AIの未来とその可能性
今回の授業では、生成AIの応用範囲についても幅広く取り上げられました。AIを使ってキャラクターに歌を歌わせたり、音声の性質を変えたり、さらにはVTuberのようにアバターを自動で動かす技術など、実際にどのようにAIをカスタマイズして応用できるかが示されました。こうしたデモンストレーションに、生徒たちはワクワクと共に驚きながら、AI技術の将来的な発展とその社会的影響について深く考える機会となりました。特に、今後さらに進化するAIが、生活の中でどのように役立ち、どのように人間と共存していくかについての洞察を得ることができたかと思います。

■生徒たちの反応
生成AIのチャットボットをスマホに転送し、通学時間などの移動中でも利用できる点も便利です。AIを自宅や外出先で活用する方法についても教わり、「自分だけのキャラと対話するのは面白い」「(生成AIは)更にもっとどんなことができるんだろう?」という声も。生徒たちにとってAI技術の実践的な利用と可能性がより身近に感じられる授業となりました。

■最後に
安藤先生は「生成AIを通して自分の個性を発信し、これからの時代に積極的に挑戦してほしい」とメッセージを送り、生徒たちにエンパワーメントを与えました。この授業は、生徒たちにAI技術の本質的な理解を促すとともに、技術を活用して自分の声を広げることの可能性を示した貴重な学びの機会となりました。
講義中は、安藤先生の生徒たちの気持ちに寄り添う話し方や親近感のある内容と軽快なテンポの楽しい時間で、授業の終わりは名残惜しいほど。「今日のアンケートで褒めてくれたらまた授業やるよ!!」と約束し、明るく去っていかれた安藤先生でした。
生徒たちが興味深々の生成AIに触れる貴重な機会に感謝申し上げます。
ありがとうございました。(広報室)

※安藤 昇先生のYouTubeチャンネルはこちら

www.youtube.com