6月実施の中学2年生の探究教室は鎌倉・江ノ島へフィールドワークに行きました。
自分の目で見て、肌で感じ、五感を使って学びます。事前学習では、なぜ鎌倉に幕府を築いたのかを地図で探りました。鎌倉の魅力を文化、歴史、自然などいろいろな視点で探究します。
当日は、午前は体験プログラム、午後はグループごとにフィールドワークを行いました。
体験プログラムでは、『座禅・クラゲ・鎌倉彫・鎌倉殿の13人・古民家で陶芸・和菓子』の6つのテーマに分かれ探究します。
最初に紹介するのは「古民家で陶芸」です。陶芸は、昭和初期に建てられ、現在はアトリエシェアハウスとして利用されている「たからの庭」を訪問しました。
広い庭を歩き、昭和初期に建てられ、築80年になる古民家に併設される陶芸小屋に辿り着きます。
まず、生徒たちは古民家を活かすまちづくりのお話しを聞きました。
たからの庭は、一時は荒廃していたものの、手間をかけ再生してきたといいます。現在も庭の手入れ、建物の修理など維持していくのは大変とお話ししてくださいました。
人が力を合わせて古き良きものを守っていくことの大切さを伝えてくださいました。
たからの庭の敷地内を散策です。浄智寺の敷地一部でもありとても広く生徒たちは探検気分です。
赤レンガの煙突はかつて窯で利用していたといいます。
手押し井戸もありました。押してみると水も出ました!
茶室にも入れていただき、気分を味わいました。
散策も終わり、陶芸に取り掛かります。たからの庭は鎌倉の文化やアートの発信拠点でワークショップもよく開催されています。今回は、庭の植物を使った葉っぱの器づくりです。まずは粘土を手でこねてから、成形していきます。
次に型取りに使う葉っぱを庭で探します。お気に入りは見つかったかな。
あじさいの葉や花を摘んでいる生徒が多かったので季節感のあるデザインになりそうです。
型取りし、コーティング液を塗ります。竹串で模様やメッセージを描く生徒もいました。みんな夢中に制作します。
全員の作品が出来上がりました。一人一人のデザインが違っていて素敵です。
北鎌倉の自然の中にある古民家で喧噪から離れ、のびのびとした時間を過ごすことができました。
風情のある街並みも、人が力を合わせているからこそ、守られていることを感じることができたのではないでしょうか。