ルーマニアでの日々は遂に最終日を迎えました。自分で考えること、判断すること、感謝を言葉で表現することの大切さを感じました。文化の継承体験が、自分のルーツを知ることとなり、さらに自分自身を知ることに繋がりました。ルーマニアの文化から、自分自身の独自性に気付きました。その独自性の尊重が、多様性の担保に繋がり、協働の際に違う視点を提供することができます。この創造活動が、社会問題の解決を促すこともサービス活動から体験しました。
ヤシ空港で別れです。ブカレスト、イスタンブール経由で帰国します。ルーマニアのParadis International Collegeの先生方、受け入れ下さったご家族、生徒の皆さんに大変お世話になりました。
生徒の感想です。
もう日本に帰らなくてはいけないと思うと、とても切なく寂しいと、思いました。
ホストファミリーではないのに友達として朝から着いてきてくれて、たくさんの時間を共に過ごせた友人たちにはとてもとても感謝したいです。ホストファミリー、そして現地の先生方を含めたくさんの人たちが、僕らのために尽くしてくれてとても嬉しくありがたいと思いました。
このメンバーでルーマニアで素晴らしい体験ができたことに感謝しています。パフォーマンスが盛り上がったのは、先方の学校の先生方や生徒たちが盛り上げてくれたおかげですし、いつも見れない友達の弱い部分や頼もしい部分を見ることができました。こんなにも涙もろく、温かい人柄であり、熱い友情が生まれた旅でした。
ルーマニアの印象は以前と全く違います。人の優しさを心の底から感じ、私たちにもっと楽しんでもらいたいという思いが伝わるくらい面倒を見てもらい、本当に嬉しかったです。それに自然や世界遺産は壮大であり、自分の目で見ると、感じるものが違いました。歴史を肌で感じました。短い間でしたが、様々な場所で異次元というほどの体験を重ねさせていただき、感謝しかありません。今でも心が追い付いていません。正直、帰国は寂しく、もっとここにいたいと思うほど楽しかったです。価値観や文化の違いを感じ、人生観が変わりました。是非この体験をしていない皆に、自分たちが体験した積極的な行動力、発言や実行力を伝えたいです。実際に、自分たちにも、その力があり、できると感じました。
帰国後は、先方の文化保全活動に倣い、八王子織物保全活動を国際協働で実施すべく、生徒たちは計画しています。体験を今後の活動に生かすことが、お世話になった皆さまへの貢献になると信じています。