現在、硬式野球部の部員11名はバングラディシュに渡っています。
今日は学校に残って練習を続ける硬式野球部の部員たちと保護者を対象に、味の素株式会社 スポーツニュートリション部の柏木さんを講師に迎え、「勝ち飯・ビクトリープロジェクト -スポーツで勝つカラダをつくるための栄養プログラム-」をテーマに講習会が開催されました。
今回の講習会は、勝利に向けた身体作りを支援するため、栄養面での重要なポイントを理解し、日常の食生活にどう取り入れていくかを学ぶ機会となります。
■「勝ち飯」とは何か
柏木さんは、「勝ち飯」とは「体を勝つためのコンディションに保つための食事戦略」であると説明しました。食事と補食を計画的に摂取することで、選手たちが持つ体力と集中力を持続させ、トレーニングや試合で最高のパフォーマンスを発揮することを目指しています。この講習会では、特に成長期にある選手たちが必要とするエネルギー量や栄養バランスについて詳しく触れられました。
■栄養プログラムのポイント
講義の中で「食事のバランス」と「補食のタイミング」の重要性について柏木さんに具体的なアドバイスをいただきました。
- 5つの輪作戦:主食、主菜、副菜、汁物、乳製品を揃える「5つの輪」作戦を推奨し、栄養のバランスを整えることが強調されました。この5つの要素を揃えることで、体力と筋力を育む基盤を作ることが可能になります。
- タンパク質の重要性:体作りにおいて筋肉量を増やすためには十分なタンパク質が必要です。柏木様は、成長期の選手たちには体重1kgあたり2〜2gのタンパク質が必要であるとし、適切な食品選びと摂取のタイミングが重要であると強調しました。
- 補食の取り方:通常の食事で不足する分を補う「補食」の取り方についても紹介されました。試合やトレーニングの前後で適切にエネルギーを補充することが、体力の維持と回復に効果的であるとの説明でした。
■勝ち飯・ビクトリープロジェクトの成果
味の素の「勝ち飯・ビクトリープロジェクト」は、トップアスリート向けの栄養管理ノウハウを基軸にした内容となっています。柏木さんは、自身も現役でサッカーを続けており、現役時代に「練習だけではなく食事がパフォーマンスに大きな影響を与える」ということに気づいた経験を共有しました。この話に部員たちも深く共感していました。
■部員の声
講習会後、部員たちからは「普段の食事で気をつけるべきポイントが具体的に分かった」「試合前にどのタイミングで何を食べるべきかが明確になった」という声が寄せられ、ある部員は「これからはしっかりと朝食を摂り、補食も活用して体を強化していきたい」「これまで適当に食べていたけれど、栄養の重要性を理解できたことで、試合前の食事内容を工夫してみたい」と意気込みを語ってくれました。特にアミノバイタルの活用方法について具体的なアドバイスを受けたことで、実際に取り入れたいと考える部員もいました。
今回の栄養講習会は、勝利に向けて、栄養面でのサポートがいかに重要かを改めて感じさせる内容で、部員だけでなく保護者の方々にとっても家庭でどのようにサポートすべきかを学ぶ良い機会となりました。今回学んだことを活かし、日々のトレーニングと食事を大切にしながら、部員たちがさらに成長した姿を見せてくれることを期待しています。(広報室)