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工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

JICA地球ひろばを訪問しました(高1キャリアプロジェクト)

昨日2学期の期末試験が終了し、本日から試験休みとなっています。

本校ではこの時期、高校1年生が「キャリアプロジェクト」と題し、さまざまな研究施設や企業、大学などを訪問し、それぞれの進路や将来を考えるきっかけ作りを行っています。

12月7日㊏はその第1弾として、17名の生徒が市ヶ谷にある「JICA地球ひろば」を訪問しました。

JICA地球ひろばは、開発途上国の現状や、地球が抱える課題、国際協力の実情などを、見て・聞いて・さわって体験できる展示と、途上国での活動体験談や開発教育教材を使った参加型体験学習(ワークショップ)などを組み合わせたプログラムを実施している施設です。

最初にSDGsや世界の現状についてお話を伺った後、展示の見学を行いました。民族衣装を着たり、民族楽器を触ってみたり、スパイスのにおいをかいでみたりと体験できるものも多く、生徒たちはそれぞれ興味のある展示を熱心に見学していました。SDGsの達成状況がわかる展示では、日本の達成状況は世界で18位だそうで、ジェンダー平等や気候変動に具体的な対策をなど、まだまだ実現できていない目標があることを実感しました。

後半は海外協力隊の体験談を伺いました。お話してくださったのは、前半も館内を案内してくださった木ノ下さん。2年間滞在したアフリカ エチオピアでの経験をお話しくださいました。

木ノ下さんはエチオピアの生産性向上センターの被服部門で現地の人々にミシンの使い方を教えていたそうです。16~50歳の人たちが2週間ミシンを学び、そこを卒業すると現地の洋裁工場での仕事に従事します。滞在中に体験した食文化のことや現地の方々との人間関係の在り方などを具体的にお話してくださいました。

最後に「日本では当たり前のことが実は特別だったりする。自分にはどんな特別なことがあるのかを考えてみてほしい。」とおっしゃっていました。

今回参加した生徒たちが、広い視点で物事をとらえ、世界で活躍してみたいと思うようなきっかけになればいいと思います。

お世話になった木ノ下さんをはじめとするJICA地球ひろばの皆様、本日はどうもありがとうございました。(高1かとまさ)

 

www.jica.go.jp

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-未来を描く- キャリアプロジェクト2024 (12月7日~18日実施)
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