JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

【GP2019アメリカ】⑥ 工学院プログラム

12月15日(日)今日も少し肌寒く感じる時もありましたが、穏やかないいお天気でした。雨季で寒いと聞いていたので、これだけ天気に恵まれるのは本当にありがたいです。

今日は「工学院プログラム」と題して、生徒が自分たちで決めたスケジュールで一日をすすめました。

ポイントは

  1. UBERで移動する。
  2. The TECHを見学する
  3. ダウンタウンで地元の人にインタビューをする
  4. 社会人の方からお話を伺う

の4つです。

UBER

今日はバスの手配をしていただいていないので、移動手段はUBERとなりました。4グループに分かれて、生徒4人+大人1人の5人で乗車します。UBERのAPPが入った自分や大人のスマホUBERを呼びます。普通だと2~3分で到着することが多いですが、6人乗りになるので少し時間がかかります。それでも15分くらいで到着し、それぞれThe TECHのあるサンノゼダウンタウンに向かいました。(UBER代は旅費に入っているので、今回はアユミさんから渡されたクーポンコードを使い、代金は発生してません。)

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The TECH

UBERで各グループThe TECHに到着しました。ここはテクノロジーの博物館です。STEMをすすめようとするアメリカでいろいろな企業や個人が寄付をして建てられたものだそうです。体験型のものが多く小さい子供でも楽しめる博物館でした。

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The TECHの前にある公園ではクリスマスの催し物が開催されていて、見学に行った生徒も。

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インタビュー

The TECHを見学した後はサンペドロ・スクエア・マーケットまでGoogle mapを確認しながら進んでいきました。AR機能を使えば、画面には実際の道の上に矢印などが出てくるので、スムーズにたどり着くことができました。途中BIRDを体験した生徒も。

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さていよいよインタビュー、というところで、マーケット内ではお客さんにインタビューをしてはいけないと言われてしまい、急遽ストリートに出てインタビューを行いました。生徒だけでは不安なので、各グループに大人もそれどれつきましたが、ここは生徒主体で頑張っていました。日本とアメリカの生活の違いについて知りたいということで、「ごみは何種類くらいに分別するのか?」や「現金とキャッシュレス払いどちらが多い?」といった感じです。スムーズに聞けてたくさんの回答をもらったグループもあれば、思ったとおりに声をかけられなかったり、断られてしまったりで心がへこむグループもありましたが、どのグループも頑張ってインタビューに取り組んでいました。昨日まででここシリコンバレーで学んだことは「失敗は次へとつながる貴重な財産だ」ということのはずです。今回見知らぬ地で見知らぬ人にインタビューをしたということ自体大きなチャレンジでしたし、快く答えてくださった方もたくさんいましたので、今回の経験はリスペクトに値すると思います。

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社会人フォーラム

そしてまたUBERでホテルに戻り、最後のプログラムは社会人フォーラムです。シスコシステムズの樋口美奈子さんとメルカリの萬代一樹さんにお越しいただき、生徒にいろいろと話をしてくださいました。メンバーを半分に分け、30分ずつお二人とお話しさせていただいた後、質疑応答で終了となりました。仕事のことはもちろんアメリカでの暮らしのことや、日本とアメリカの違いについて、学生時代のことなど話題は多岐にわたり、生徒たちは積極的に質問をしていました。

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ディナーパーティ

自分たちで組み立てたプログラムも無事終わり、あとは明日のサンフランシスコ観光を残すところとなりました。明後日は空港に向かい飛行機に乗るのみです。明日は外に出かけて夕食を食べる予定となっているので、今日はお疲れ様を兼ね、部屋でミニパーティとなりました。緊張からほぐれたのか、みんな笑顔でしたが、隣の部屋に迷惑が掛からぬようなるべく騒がず楽しみました。

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生徒の振り返りより

自分が日本では知らなかった技術やARを使った説明、体験型の情報漏洩防止の方法などを学んだり体験したりすることが出来ました。 ミュージアム内で目立ったのはいろいろな技術が使われたミュージアムの展示などが多くありました。 このミュージアムアメリカのSTEM教育の理系を育てるためにいろいろな人が寄付して作られたミュージアムであること。その寄付してくれた人たちがアメリカの発展のためなどに力を入れていることを学びました。

 

テーマはゴミの分別についてでした。今日は近くでサンタのランニング?のイベントがあったのもあってサンノゼ出身の人が多かったように感じます。私ともねは11人の人にインタビューをすることが出来ました。みんなとても優しくて、何より私たちが話して相手の人が聞き取れなかった時に相手の人が私たちの言っていることを理解してくれようとしてくれることがとても嬉しかったです。全体的にゴミの分別は3種類か4種類で分けていて、プラスチック・普通のゴミ・リサイクルの種類で分けているそうです。4種類の場合はsoilとか木類がプラスで入るそうです。10人の人にインタビューが終わったあとに歩いていたらちょうどゴミ収集車の中の人がいてその人にもインタビューを受けてもらうことが出来ました。面白いなと思ったのは町に歩いている人はゴミの分別はよく出来ていると答えていたがゴミの人は出来ていないと答えたことです。ゴミを捨てる側とそれを分別?する側で意見が違うのだなと感じました。初めはほんと緊張したし上手く英語が伝わるかとても心配だったけどほんとに街の皆さんが優しかったおかげでインタビューをする事に自身もついてきてたくさんの人に話しかけることが出来ました。自分でもびっくりしています。とても楽しかったしほんといい経験だしこのGPの中でも1番成長を感じることが出来たかなと思ってます。

 

サンノゼが安全で便利であるか質問したところサンノゼあたりは安全で快適に暮らしやすいと感じる方が非常に多くみられましたがインタビューした方が口をそろえていうことは地域によって安全性の差があるそうです。隣の町へ行くだけで安全性が変わるそうです。例を言うとバイクが盗まれていたり、パソコンが壊れていたりしたそうです。日本とは違って、日本国内どこへ行っても安全性が比較的差がないのに対してアメリカ(西海岸)辺りはとても危ないところもあったり安全だったりと格差があるということが分かりました。

 

インタビューでは、買い物をする時現金とキャッシュレスのどっちを使うか聞きました。予想してた通りキャッシュレスと答える人が多く、中には現金は全く使わないと言う人もいて、日本との違いを感じ驚きでした。

 

2人の方から主に企業の話、生活面での日本との違い、高校生の頃や大学生の頃の話しを聞くことが出来ました。萬代さんの話で1番印象に残っているのは、アメリカのメルカリでは偽物のブランド品が売られることが多くあるため、その商品が本物ということを証明するためにもメルカリが鑑定?の人にその商品をきちんと見てもらっていると言っていたことです。日本にはそのようなことはあまりないのでその国によってアプリでもきちんと管理とか監視、保証されているのがすごいなと思いました。樋口さんのお話で1番印象に残った話は、日本では1人の人が意見を言ったらその人に賛成しがちだから意見がまとまりやすいけどアメリカでは一人一人の意見がとても筋が通っていて主張も強いため、みんなの妥協案を出すことが難しいと言っていたことです。やはり国によってその特色のようなものは出てしまうので大変なのかなと思いました。また、2人の方の話でとても共通しているなと感じたことはアメリカではみんな家庭をとても大切にしているということです。5時くらいには家にかえり、子供を迎えに行って家族みんなで夜ご飯を食べて仕事は行くなら朝早くから行くというサイクルができていると言うことです。やはり残業などもなくて、家族との時間を大切にできることはとてもいいことだなと感じました。

 

インフラ面では日本は「水回りは最強」と言っていて日本のインフラの整備がトップレベルだと感じた。また交通なども日本の鉄道環境は完成していると聞き日本のインフラはすごいと改めて感じた。また仕事の方では明らかに日本より効率に配慮していて一つ一つの行動が合理的であり物事に対して自分でNoと思ったらそれをしっかりと伝え表現するべき、しなければならないことを知り勉強になった。

 

日本とは違ってアメリカは移動時間に仕事をしたり、家で行ったりしている。また休暇などは自由にとれる(それができるように働いている)ことに日本では便利なことが逆に働きずらいとか効率が悪くなっているなど良い点が悪影響になっていると思いました。ただ、アメリカにはいろいろな人種がいて話し合うときの概念が違うので決まるまでに時間がかかる点があると聞いたので、私は日本の良い点、悪い点、アメリカの良い点、悪い点を絡めあって会社を作っていくことが良いのかなと考えました。

 

最初に海外に行く際に不安だったことを聞きました。言語についてなど不安なことも多かったけど、行ってみて意外と何とかなったと答えてくれました。個人的に、萬代さんの「計画的偶発性理論」という言葉が印象に残りました。僕も何か一つの事に取り組んでみようと思います。