ルーマニアのParadis International Collegeの生徒たちが、八王子市の伝統工芸、多摩織を体験しました。市内の織物組合さんにて、澤井さんと専門家の皆様のご指導の下、織物体験をしました。
ルーマニアの生徒たちは、Paradis International Collegeのあるルーマニア北東部ヤシ市の、タンサという町において、陶芸などの文化保全活動をしています。お互いに伝統と文化を大切にする心で繋がっています。
ルーマニアの生徒は、機織りをすると気持ちが落ち着く、と言っていました。伝統文化に触れた時の、万国共通の心境でです。
生徒の感想です。
私は、彼らの関心の高さと積極性に感心しました。というのも、私は毎日、日の終わりにクリスチャンやステファン君に今日の感想を聞いていたのですが、どちらも、朝からその時までのご飯や行動や景色などの感想を細かく教えてくれました。そんなに鮮明に覚えていて、楽しそうに話す姿から、彼らのこの留学に対する熱心さが伝わりました。彼ら二人は、織物組合さんの訪問の際も、積極的に質問や体験をしていて、またそれがとても楽しそうで、こちらも楽しい気分になりました。彼らのこういった姿勢を見習いたいと思いました。
技を得るのに何年かかるかとの質問に対して、「私は50年しています」と澤井さんは答えてくださいました。貴重なお話をありがとうございました。
八王子市役所の皆様、お世話になった皆さま、ありがとうございました。両国の生徒が八王子の伝統工芸とルーマニアヤシ市の伝統工芸で繋がり、絆を深めることができました。
追記：公式instagramでも当日の様子をご覧いただくことができます。
【公式】工学院大学附属中学校・高等学校(@kogakuin_jhs) • Instagram写真と動画
