工学院Juniorチームが金賞を受賞しました。
アジアオセアニア諸国31チームの中で、見事金賞です。受賞に至るまでをお伝えします。
ドラゴンボートを楽しんだ後、最終調整をし、ついに審査委員である起業家の前で、自分たちの起業案を発表する時が来ました。
工学院はJuniorとSeniorに分かれての発表です。先輩後輩同士で、お互いの健闘を祈り合いました。テーマは共にインターネット中毒です。まずはSeniorからです。施設での更生を提案し、審査員から質問攻めにあいました。質疑応答対応、資料制作、デザインなど、チーム内で役割を分担し、各自が自分の得意を生かした役割を全うしました。
JuniorはMy Petというアプリを提案しました。具体的問題解決策を提案したことに対して、審査員からお褒めの言葉をいただきました。生徒たちは審査員の質問に熱心に答えました。
最終審査です。工学院Juniorチームは上位3チームに選ばれ、壇上で再度発表をしました。落ち着いて堂々とできました。
最終審査の結果、見事金賞に輝きました。
金賞までの道のりは、チームワークと創造性の結集であり、全員がリーダーシップを発揮しました。事前研究、情報共有、ブレスト、立案、合意決定、そして入念な発表練習の成果が出ました。自信と成長、および、生徒の自主性を感じました。
最後の夜は文化交流です。各国の生徒が民族衣装に着替え、踊りや歌を披露します。『次の発表は日本です!』の司会者の声で会場から歓声が上がりました。初めは、アニメクイズです。会場は大興奮です。正解者には、折り紙で作成した多面体を差し上げました。
もう一つの出し物は、盆踊りです。浴衣の生徒は写真撮影攻めにあっていました。日本はアジアの国々から愛され、伝統文化やポップカルチャーで注目を浴びる国であることをここシンガポールで各国生徒の反応から再確認しました。
奥ゆかしく、礼儀正しく、時間に正確で、整理整頓ができることは私たちの美徳であると確認すると同時に、柔軟性を持ち、寛大である他国の文化を理解し、認めることが国際理解であると気づいたことでしょう。
金賞受賞に伴い、Juniorチームはインタビューにも答えました。ASLC2019に参加して、世界を見たこと、活気を感じたことは、大きな喜びです。チームワーク、問題解決、創造性、文化の尊重など体験を通した気づきについてカメラの前でしっかりと答えていました。発表する時に緊張するのは、当然ですが、その当然に気づいたために、安心して発表することができました。
ASLC2019の5日間は、生徒を変えました。アントレプレナーとして社会に変革を起こそうとする人は、自分自身が変わっていかねばなりません。人、文化、体験を通した学びは忘れることがないでしょう。出会った全ての人とこの機会に感謝です。
最後にもう一度、金賞、おめでとう。工学院の実践はアジア1となりました。