中学2年生はプロジェクトツアーキックオフとして、工学院大学新宿キャンパスへ講義を受けにいきました。
新宿キャンパスへはじめて訪問する生徒も多く、新宿周辺で迷わないか心配でしたが、しっかり集合することができました。
建築学部とのコラボ企画、第1回は建築学部まちづくり学科 野澤 康 教授(大学副学長)より「まちの見方/京都の景観」をテーマに講義していただきました。
鎌倉探究教室もふまえてくださり、都市と地形と関わりについて考えます。
都市は敵から守りやすいところ、水が得やすく穀物が採れるところ、平地があって住みやすいところなどに歴史的にもつくられていることを中学生にも分かりやすくお話ししてくださいました。
また、京都は古都であるため高層ビルなどを建てようとすると、景観を守るため大きな論争にもなるといいます。京都はどんなまちづくりで景観を守っているのでしょう。
生徒たちは講義をメモしながら聞きます。
講義後は、グループワークでデジタル古地図を見てみます。どんな発見があるのかな。
グループワーク後、建築学部の学生の案内でクラスごとにキャンパスツアーをしてくださいました。エレベーターに乗り、28階まで上がります。生徒のテンションも上がります。
28階からは高いところから、都市の様子を観察します。大学生よりあちらが渋谷だよと教えていただき、生徒も見えた!と楽しそうにしています。明治神宮の森が広大で、意外に緑が残されているという声も聞こえました。
野澤教授の研究室も見学させていただき、八王子商店街の模型に興味津々です。
設計や模型製作の作業をする建築設計室も見学させていただきました。
大学生に、なぜ建築学部を希望したか、質問してみます。
新宿キャンパスに来て見学し、建築学部に興味をもった生徒もいたようです。
私たちが生活しているところは、実はさまざまな歴史が積み重なってできていることを学ぶことができました。
京都プロジェクトツアーに向け、京都のまちはどうなっているのか、探っていきます。
夏休みには、今回の講義もふまえレポート宿題も出ています。どんな視点でどんなことを探るでしょうか。